プレスリリース

2025.02.26プレスリリース

建ロボテックと三菱HCキャピタルが資本業務提携契約を締結

ロボットサービスの構築・提供で建設現場における省人化・省力化に貢献

建ロボテック株式会社(代表取締役社長兼CEO:眞部 達也/以下、建ロボテック)と三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:久井 大樹/以下、三菱HCキャピタル)はこのたび、資本業務提携契約(以下、本提携)を締結しました。

今後、両社は、建設分野のロボットサービスプロバイダーとして、導入時のコンサルティングから導入期間における機器のメンテナンスなどを一括で提供するロボットサービスの構築・提供を通じて、建設現場における省人化・省力化に貢献します。

 

  1. 本提携の背景について

建設業界では、就業人口の減少や人材の高齢化に加えて2024年4月から適用された時間外労働の上限規制によって労働力不足が深刻化しています。労働力の確保に向けては、働きやすい労働環境が求められており、国土交通省が掲げる建設現場のオートメーション化を図る「i-Construction 2.0*1」やゼネコンを中心に企業間でロボット技術などの共同開発・利用を推進する「建設RXコンソーシアム*2」など、業界全体がロボットの活用による建設現場の生産性の向上、安全な労働環境の整備を進めています。

 

  1. 本提携の内容について

本提携に基づき、両社は、建設現場で利用されるロボットを対象に、導入・運用計画を含む導入時のコンサルティングから、導入後の運用サポートや機器の保守・メンテナンスなどをパッケージ化したロボットサービスモデルの構築・提供に取り組みます。

建ロボテックは、建設現場に関する知識・ノウハウを生かして建設作業を省人化・省力化するロボットの開発にも取り組み、対象ロボットの拡充を図ります。

三菱HCキャピタルは、ファイナンスに留まらないロボットの利用に必要な周辺機能を提供します。

 

両社は、建設分野のロボットサービスプロバイダーとして、将来的に対象ロボットを国内外の他社ロボットや省力化機器などに拡大し、建設現場の労働力不足の解消に貢献する省人・省力化ソリューションの提供をめざします。あわせて、ロボットやデジタル技術の活用を通じて、生産性が高く、安全で快適な働きやすい労働環境の整備に貢献します。

なお、本提携は、三菱HCキャピタルがスタートアップ企業とのオープンイノベーションを通じた新サービスの創出、新事業の開発促進を目的に運用する、「イノベーション投資ファンド*3」を活用したものです。

 

■トモロボについて

トモロボは、建設工事における単純作業を人の代わりに行う「人とともにはたらく」協働型ロボットソリューションです。ロボットが現場の人に代わって辛い仕事をこなすため、現場の作業をより効率的に推進できます。また、職人は単純作業や運搬などの重労働作業から解放され、より高度な技術を必要とする場で“職人力”を発揮することが可能になります。

重い建材を運搬する「運搬トモロボ」、土木・インフラ工事向け太径に対応した「太径鉄筋結束トモロボ」、鉄筋結束を行う「鉄筋結束トモロボ」など、多様なラインナップを提供しています。

建ロボテック 鉄筋結束トモロボ

 

*1

2024年4月16日付 国土交通省 報道発表資料

「『i-Construction 2.0』を策定しました ~建設現場のオートメーション化による生産性向上(省人化)~」

https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001085.html

*2

建設RXコンソーシアム ウェブサイト https://rxconso-com.dw365-ssl.jp/index.html

*3

2023年6月8日付 三菱HCキャピタル ニュースリリース 「総額100億円のイノベーション投資ファンドを創設」
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/investors/library/pressrelease/pdf/2023060801.pdf

 

■三菱HCキャピタルグループについて

三菱HCキャピタルグループは、“未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター”を「10年後のありたい姿」に掲げ、その実現に向けて、祖業のリースはもとより、有形無形のアセットの潜在価値を最大限に活用したサービスや事業経営などに取り組んでいます。「カスタマーソリューション」「海外地域」「環境エネルギー」「航空」「ロジスティクス」「不動産」「モビリティ」の7つのセグメントのもと、連結総資産は約11兆円、連結従業員は約8,400人を擁し、世界20カ国以上で事業を展開しています(2024年3月末時点)。

わたしたちは、絶えず変化する社会や事業環境の変化を先取りし、お客さま・パートナーとともに新たな社会価値を創出することで、社会的課題の解決、ひいては持続可能で豊かな未来の実現に貢献していきます。

詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。

https://www.mitsubishi-hc-capital.com/

 

■建ロボテックについて

建ロボテック株式会社は、「世界一ひとにやさしい現場を創る」をミッションに、建設現場の省人化・省力化ソリューションを開発・提供するスタートアップ企業です。

長年の建設現場研究より得た、知識・ノウハウを最大限活用することで、現場環境にフィットし、確実にワークする省人化・省力化ソリューションを提供しています。

人とともに働く協働型ロボット「トモロボシリーズ」や様々な企業への開発協力など、「生産性向上」と作業者の「安全確保と負担軽減」を実装力あるソリューションを通じて、建設産業の健全な進化・発展に貢献いたします。

 

■本件に関するお問い合わせ先

建ロボテック株式会社

経営管理部

〒761-0613 香川県木田郡三木町大字上高岡246番2号

TEL 087-898-0555

 

三菱HCキャピタル株式会社

コーポレートコミュニケーション部

〒100-6525 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号

TEL 03-6865-3002 (直通)

以 上

⬛︎本プレスリリースPDF

建ロボテックが目指す姿
トモロボ開発の背景

詳しく見る

人とともに働くロボット
省力省人化ソリューション