鉄筋結束トモロボは、市販の手持ち電動工具をセットするだけで、鉄筋工事における単純作業である結束作業を自動化できる「人とともにはたらく」協働型ロボットです。現場の職人は辛い単純作業の反復から解放され、より高度な技術を必要とする場で“職人力”を発揮することが可能になります。「トモロボ」を使いこなすことで、建設現場の生産性向上と作業者の負担軽減を実現します。
建築工事が主となる細径(φ10~16㎜)の鉄筋結束に対応したタイプに加え、土木工事やインフラ工事に使用される太径(φ19~29㎜)に対応した「鉄筋結束トモロボ(太径)」の2タイプを提供しています。
土間・スラブなどの鉄筋交点を現場の職人が1つ1つ手作業で結束していく単純作業を結束トモロボが代わりに高精度で行います。単純作業から職人を解放し、より高度な作業への注力を可能にします。
200mmピッチ、結束機2台使用時に1カ所当り2.7秒以下でスピーディに結束します。
また、鉄筋の交点を感知しながら、ピッチの変化に自動対応し、ピッチ誤差は±20mmの誤差。さらに、鉄筋の高さのずれ、傾きなど、様々な環境下でも確実に鉄筋の交点を感知し結束作業を行います。
■28tの単純土間工事の場合
使い方はとてもカンタン。MAX社の鉄筋結束機RB-440Tを左右に2台取り付けるだけで、鉄筋結束作業を自動化できるロボットになります。専用アダプターを使用し、ワンタッチで取付可能です。
シンプル構造のコントローラーで、全結束、チドリ結束、2つ飛び結束をスイッチひとつで選択可能。また前後の概念がない構造ですので、片道、往復など、様々な使い方が可能です。
上下にセンサーを搭載しているので、例えば、足にロボットが触れた時などには低い位置用センサーが感知し、トモロボ上部の高さに障害物がある時などには高い位置用のセンサーが感知し、非常停止します。
単純作業を自動化する必要最低限の機能に絞ることで、低価格化を実現しました。