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2020.03.28ブログ記事

建設のプロダクトデザイン思考

 

私(建ロボテック 代表取締役CEO眞部)は、今ある常識を疑ってみる事をルーティーンにしています。

 

建設という産業の特徴は、とても大きく運ぶことができない「建物」という商品を、その場で製造するというところです。

 

これまで、工場でのライン製造のように部品をはめる・ネジを締める・包装するといった作業の細分化によって、複雑な電子製品を誰でもできる単純作業に置き換え、同じ作業を繰り返すロボットを活用した生産方法は難しいと考えられてきました。

 

しかし、本当に不可能なのでしょうか?

 

「トモロボ」を開発した際、デザインをお願いした香川大学の井藤教授は、ミーティングの中でこうおっしゃいました。「プロダクトデザインとは、機能や見た目だけではなく、製造方法や生産コストも鑑みて全方向にベストに近いものを追求しなければならない」

 

私は疑っています。

 

建設における意匠・構造ともにプロダクトデザインともいえる設計がなされているのでしょうか?生産の単純化を実現できる設計手法を取り入れているのでしょうか?

 

現在、多種多様で精度の高いセンサーが開発され、通信によってタイムラグなく複数台の製造設備を安全に一元管理できるようになりました。設計段階から高生産性を考慮し、ロボットができる作業領域に合わせた設計は可能であると考えています。

 

方法によっては、生産に必要な作業員数を半分以下に出来るのではないかと。

設計に携わる方で、私とこれらの研究を一緒に行っていただける方はいませんか?

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